今回は、4月上旬に購入したSONYの有線イヤホン「MDR-XB75AP」をレビューします。
スペック
| 型番 | MDR-XB75AP |
| 形式 | 密閉ダイナミック(カナル型) |
| ドライバー | 12mm ドーム型 (CCAWボイスコイル) |
| 最大出力 | 100mW |
| インピーダンス | 16Ω |
| 音圧感度 | 112dB/mW |
| 再生周波数帯域 | 4Hz~26,000Hz |
| ケーブル | 約1.2m リッツ線 Y型 |
| プラグ | 金メッキL型4極 ミニプラグ |
| 質量 | 約9g(ケーブル含まず) |
| マイク形式 | エレクトレットコンデンサー |
| 指向性 | 全指向性 |
| 開回路電圧レベル | -40dB |
| 有効周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
| 価格 | 6,000円前後(amazon) |
制振性にすぐれた大容量切削アルミニウムハウジングと、ベースブースター搭載で体で感じる重低音を実現。スマートフォンでハンズフリー通話や音楽のリモコン操作が可能です。
開封/付属品
- 本体
- 説明書
- ケース
- クリップ
- イヤーピース(SS,S,M(装着済み),L)
もちろん説明書は日本語です。
本体
L側の付け根部分に出っ張りがあり、触るだけでどちらがLかわかるようになっている。
ハウジング部は大きめ。12mmのドライバーユニットを載せているため仕方ない。
ケーブルには1ボタンタイプのマイク兼コントローラーとクリップが付いている。
3ボタンタイプと比べて小型だが操作性は悪い。
L型のプラグは、本体にイヤホンジャックのない現在のスマホにおいてはあまり意味はない。
逆にケーブルの取り回しに苦労することもあるため注意。
音質
自分のレビューは、素人の素人による素人のためのレビューです。正確に音質を伝えることよりも、このイヤホンの音の傾向をわかりやすく伝えることを目的としているため、詳しい人が見ればボロだらけだとは思いますがご了承下さい。
今回は私の持っていた2つのイヤホンとの簡易比較レビューも交えて評価します。 - MDR-NWNC33 Walkman付属イヤホン。バランスはいいが音は平面的
- HA-FX101M XXシリーズ最廉価モデル。小5の誕生日に「いいイヤホンが欲しい」と言ったら母が用意した物。お世辞にもいい音はしない。中音以上のシャカシャカに目を瞑れば使えなくはない
今回は自分がよく聞く曲からジャンル違いで4曲選び、それぞれの曲から感じた傾向をレビューします。
明らかに音に重量感があります。このイヤホンで聞いてから他のイヤホンをつけると音がスカスカに聞こえます。中盤のビーム地帯で後ろで鳴っている高音が主張しすぎずもはっきりと聞き取れます。
全域に渡って他のイヤホンでは聞き取れなかったようなベースの音が手にとるようにわかります。それもただ低音を強調したわけではなくボーカルや高音もバランス良くなっています。
音に立体感を感じます。いろんな音が次々に襲い掛かってきて臨場感マシマシです。純正イヤホンも低音はしっかりなるんですけど、XB75と比べると平べったいです。
比較的まとまっていい音がなっていますが、高音が耳に届く直前に一枚の膜があるように感じます。自然な音なんですけどどこか引っかかるような感じがします。 総評
良かった点
聞いていて思ったことの一つに、このイヤホンは決して低音を強調しているわけではない、ということです。
このイヤホンは音に重さを載せています。だから低音だけでなく高音もボーカルもはっきりと聞き取れる、全体的にバランスの取れた音になっている、と感じました。
また、他イヤホンと比べてハウジングが横長なのできっちりと耳に収まる感じがして心地が良いです。色も高級感のあるグレーで安っぽさはないです。
悪かった点
一つは音が籠りがちだという事です。おそらくアニソンのような曲とは相性はあまり良くないと思います。
もう一つ、ハウジングが重いです。他イヤホンと比べて明らかに重いです。その分重低音が出るので仕方ないといえば仕方ないのですが、気になる人は多いと思います。
また、このイヤホンにはコントローラーをカスタマイズできる「Smart key」という専用のAndroidアプリがありましたが、残念ながらサービス終了してしまいダウンロードすることができません。このことは要注意です。
また、ついているマイクはオマケ程度に考えたほうがいいです。
結論
このイヤホンは人を選びます。音の傾向的にオールマイティーに使える万能イヤホンではないため、普段からこのイヤホンが合うタイプの曲を聞いている方、ロックやEDMのようなジャンルが好きな方にはおすすめできます。よくある重低音強化イヤホンと比べても他の音域もよく出ていて音もそこまで籠らない。値段も6,000円前後と手を出しやすく、コストパフォーマンスは完璧だと思います。
ちなみに、これを書いている途中にJVCのXX上から二番目のやつを買いました。次回、HA-FX77Xレビューでお会いしましょう。
以上、SONY MDR-XB75APのレビューでした。
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