力強いのに聴きやすい JVC HA-FX77X レビュー [XX]

 今回は、一昨年(!)の6月に購入したJVCの有線イヤホン「HA-FX77X」をレビューします。

スペック

型番HA-FX77X-S
形式密閉ダイナミック(カナル型)
ドライバー10mm エクストリームダクト(高磁力ネオジウム)
最大入力200mW
インピーダンス16Ω
音圧感度105dB/mW
再生周波数帯域5Hz~25,000Hz
ケーブル約1.2m OFC Y型
プラグ金メッキL型4極 ミニプラグ
質量7.5g(ケーブル含まず)
マイク形式-
指向性-
開回路電圧レベル-
有効周波数帯域-
価格4,500円前後(amazon)

新開発の高磁力ネオジウムドライバーユニットを搭載し、クリアキレのあるサウンドを実現。「XX」の世界観に加え、アルミスピンダイヤカットデザイン採用で高級感を演出。

開封/付属品

正面

背面

付属品

内容物は
  • 本体
  • 説明書
  • 緑の紙
  • ケース
  • イヤーピース(S,M(装着済み),L)
もちろん説明書は日本語です。

本体

アルミスピン&ダイヤカットデザイン


音質

自分のレビューは、素人の素人による素人のためのレビューです。正確に音質を伝えることよりも、このイヤホンの音の傾向をわかりやすく伝えることを目的としているため、詳しい人が見ればボロだらけだとは思いますがご了承下さい。
今回は所持しているイヤホンから3つピックアップし、簡易比較を交えて評価します。なお、イヤーピースは XB75を除きFinal Type Eに変更してあります。
使用したイヤホン


SONY MDR-XB75AP 低音が売りなSONYのEXTRA BASSシリーズのうち、有線イヤホン最後の更新となった2017年モデル。弟分のXB55はロングセラーモデルとなっているが、こちらはすでに終売となっている。
Final A3000 & シルバーコートケーブル Finalの福袋で購入。圧倒的にナチュラルなサウンド。A4000より音が柔らかいらしい(持ってない)。同梱されていたシルバーコートケーブルにリケーブルし、音場に広がりが加えられている。
ASUS ROG Cetra II 最近のお気に入り。USB Type-C接続により、音をイヤホンまでデジタルで転送、音質の劣化が少ない...気がする。豊かな表現力と驚くほど力強い低音の両立が特徴。それでいてクリア。おまけに光る。

再生環境は自作PCでYoutube、3.5mmミニプラグのイヤホンにはASUS ROG Clavis (ESS 9281 Quad DAC)を挟んでいます。

試聴した曲リスト
・Scramble TANO*C - aran
・FLY AGAIN - MAN WITH A MISSION
・RTRT - Mili
・私論理 - 花譜
・秒針を噛む - ずっと真夜中でいいのに。

XB75が中高音がダメダメだったのに対して、FX77Xは全体的にまとまりのよい音に仕上がっている。その分低音はそこそこといった感じだが、A3000よりは強い。ボーカルの空気感はXB75に分配が上がる。FX77Xは全体的に音が安っぽいというか、薄いように感じてしまう。シャカシャカとまではいかないけど。
Cetra IIはすべての面で前2機種を上回っているが、表現力においてはA3000がダントツだろう。他3機種では聞こえなかった繊細な音が認識できる。

総評

と、なんだか読みにくい文を書いてしまったが、まとめると

・全体的にバランスのよい音(XB75比で特に)
・強靭とまではいかない重低音、それでも普通のイヤホンよりかは出る
・聴きやすく疲れにくい音
・表現力に欠け、薄っぺらい
・コスパで考えると、発売日比ではよかったが今では普通レベル
・装着感が悪い。とても。

こう書いてみるとあまり評価は高くないですが、そこまで悪い子でもないです。ただ突出してよい点がないのでほめるところが少ないです。疲れにくい音と書きましたが、装着感が悪すぎてそっちに疲れます。どのイヤホンでも同じことですが、好みの音、装着感は人によって異なるので、近所のビックやヨドバシで試聴することを推奨しています。

おすすめ度
★★☆☆☆

実は弟がFX99X(FX77Xの一つ上、XX有線イヤホン最上位)を持っているので、そのうちパクってレビューしたいと思います。
以上、 JVC HA-FX77X レビューでした。


と、思うじゃん?

このイヤホン、イヤーピースで音がガラリと(良い方向に)変わります。
詳しくは次の記事で。

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