FX77Xの音が対して良くない...と弟に愚痴を漏らしたら、「僕のFX99Xはめっちゃいいよ」とのこと。自分も電気屋で試聴したことがあるけど、そんなに音が良いとは思えなかったと記憶。何か違いはあるのかと考えた結果、弟はイヤーピースを純正品からSpiral Dot++に交換していることに気づき、自分のFX77Xにも付けてみることに...本体
すでに開封済み、パッケージは破棄してあるため本体のみです。
Spiral Dot++の名の通り、内側には渦を巻くようにくりぬかれた凹みが確認できる。また、傘とリングの部分で素材が違う(色が別になっている)
イヤーピース内壁にスパイラル状にドットを配列した、当社独自の「スパイラルドット」を採用。イヤーピース内の反射音を拡散させ、直接音とのバランスを最適化することで、音のにごりを抑え、クリアなサウンドを実現します。傘の部分の素材は長時間の使用でも痛くなりにくい優しいフィット感を実現するSMP iFitとし、リング部分はズレや脱落を低減する高品質シリコンとしています。 イヤーピース EP-FX10 | 製品一覧 | ヘッドホン・イヤホン | JVC
とのこと。
所持していたイヤーピースとの比較。右がFX77Xの純正、左がFinalのType E(クリア)。
JVCのイヤーピースは背が低い気がする
手に取ると、純正イヤーピースとは触り心地が違うことがわかります。この触覚はType E(ノーマル)に近く、弾力性の強い仕上がりです。しかし、JVCのイヤホンに最適化されているためか、軸内径は4.5mmほどとかなり太く、一般的なイヤホンには装着できても外れやすい可能性があります。
音質
試聴した曲はこちらと同様です。
正直、ここまで変わるものかと驚きました。自分がFinal Type Eを愛用しているのは「音が良い」というより、単純にフィット感と値段のバランスがちょうどよかったからですが、このイヤーピースは軽々超えてきたと感じます。根本的なフィット感はもちろん、長時間付けていても疲労を感じにくい素材でできていると感じます。
音質に関しても、平面的だったFX77Xの音をある程度立体的にしていますが、何よりも大したことないと感じていた重低音の迫力が増しました。理由はおそらく単純で、フィット感の向上によって耳の奥までしっかり入ったこと、普通のイヤーピースより背が低いことで鼓膜とイヤホンの距離が近いことの2点が考えられます。
総評
FX77Xの装着感は筐体デザインが根本的によくない、というか重低音特化イヤホンはドライバーが巨大化しがちなためにフィット感に劣るものが多いですが、Spiral Dot++は常識を打ち破ってくれました。イヤーピースでここまで変わるのは驚きです。
唯一問題となってくるのは値段です。2ペア2400円超というのはかなりの高級品ですが、その価値はあるとお思います。というかイヤホン新しく買うより安いので実質無料です。
おすすめ度
★★★★☆
以上、JVC EP-FX10のレビューでした。
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